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ビフォーコロナと今とで気がついたこと、変わったこと

はじめまして、私は川原塾・2期で学ばせて頂きました、神奈川県で住宅系の営業をしております、シホ(ペンネーム)と申します。サラリーマンゆえ、本名は割愛させてください。

川原塾に通われる方のほとんどは、ご自身で身を立ててらっしゃる、個人/法人の経営者の方々ですが、私のように、人数は少ないながら、サラリーマンとして生計を立てているメンバーも何人かいらっしゃいます。

雇われの身ですから、会社がコロナウイルスに対してどのような対策を取っているのか等について、ここで具体的に書くことはできません。それでも、一従業員として働く中で、ビフォーコロナと比べると、状況も、自分の感覚も明らかに変わってきている、ということを書き記したくて文章をしたためております。

ビフォーコロナと今とで気がついたこと、変わったこと(企業内にいる感覚として)

  • これまで自分がいかに受け身だったかに気がついた
  • 会社にいることのメリットとデメリットを改めて自覚した
  • チャンスまみれ

具体的に見ていきたいと思います。

①これまで自分がいかに受け身だったかに気がついた

本当にお恥ずかしい話ですが、今回のコロナに際して、「待ち」の状態になっていた自分がいました。ある程度の規模の会社であるため、何か新しいことをする時、対外的にどういう対応をしたら良いか迷う時には「上からの鶴の一声を待つ」という姿勢が無自覚に出来上がっていました。

コロナウイルスの感染状況が拡大しはじめた2月から3月にかけて、お客様を集めて開催するイベントを実施するか?が所内ミーティングの議題に上がったことがありました。その当時は、まだ拡大前夜の状態でしたが、社の方針としては「イケイケドンドン」(古い!(笑))。

「今はちょっと話題になっているけれど、遠からず落ち着くだろうから、年度が変わったらスタートダッシュを切れるよう、とにかく集客に専念しよう!」

というスタンスでした。

ただ、その裏では、内装工事に必要な材料の供給に、暗雲が立ち込みはじめていました。2月末の段階で、国内メーカーのほぼすべてから「トイレ発注停止、納期未定」という連絡が入り、続々と「キッチン発注停止」「食洗機納期未定」等、日を追うにつれ納期未定の商品が増えていく。

その内容を、お客様にどう説明するのか。どう伝えるか。

状況が変わるごとに、「会社のスタンスはこうです」というメールが中枢から流れてくる。それを見て、それぞれのお客様のお顔と、お伺いしている状況を思い浮かべながら、どんな選択肢がベターなんだろう、と可能な限り想像しながら伝えていく。それが2月下旬から3月上旬でした。

そこから約1ヶ月半が経ち、状況は更に激変。お客様に来て頂く、という集客型のイベントは一切中止。

打合せを予定していたお客様からも、次々と予定のキャンセルや延期を打診され、スケジュール帳は延期の文字で埋まり、ご内諾を頂いていたお客様のご契約も、期日未定で延期になっていく、そんな状態。

そこにいる誰もが経験したことのない事態です。

会社史上初の、非常事態宣言発令下での営業活動。

在宅勤務ってどうなるのか、自分たちはどう働けばいいのか、出社人数は制限されるのか、等、疑問がいくつも頭をよぎります。

そんな中で、ふと気がついたのです。

あれ、私、常に会社からの通達や指示を待ってる。考える順番、おかしくないか? と。

サラリーマンという立場上、会社の方針に従うのは当然としても、ガイドラインが出るのを「待っていた」自分に気がついたのです。

②会社にいることのメリットとデメリットを改めて自覚した

まず自分の頭で考えて、その上で会社の方針が出てすり合わせをしていくことと、

まず会社の方針を待って、それを聞いて自分はどうするか考える、というのとでは、その先のスピードが、大きく大きく違ってきます。

会社の方針を待つということは、それが出てこなければ「会社が方針示してくれないからさぁ」と、会社のせいにできるわけです。「まだ出て来ないから動けないんだよね」と、人のせいにすることなできる。そのときの自分に、他にできることがあるにも関わらず。我ながら、カッコ悪いです。

組織の中にいることは、同時に守られていることでもある。

ただ、守られていることに慣れて甘んじてしまうと、変化耐性が弱くなる。

これまでの延長線上で業務が動いている間は、会社からの方針待ちでもなんとかなっていました。ただ、未曾有の状況である今のコロナの中では、方針を待っていたら死んでしまいます。会社よりもはるかに早いスピードで、取り巻く社会が変化しています。その中で会社の判断を待っていたら、出遅れるなんてもんじゃない。

個人事業主、経営者の方は、サラリーマンよりはるかに敏感に、危機感を持ってこの事態に当たられていたのだと、今更ながらに気がついたのです。

ただ、組織の中にいるということは、様々な人がいるということ。

一人ではないということ。コロナで一気に売上、収益共に落ちたとしても、「痛みを分かち合う」ことで、ダメージを小さくして乗り越えていくことができる。この点については今、とても感謝しています。だからこそ、一人一人が自分の頭で考えて、現場から次の一手を上げていくことがとても大切だと感じています。

私がいる会社に限らず、各企業体の上層部は、今、ものすごい勢いで今後の対策を考えているところだと思います。ただ、それが自分のところまで来るのを待ってから動くのでは遅い。すべての社員がアンテナを張り巡らして、アンテナにかかったものを持ち寄って、現場でも最適解を探し続けること、自分たちから主体的に動くことが必要だと強く感じています。ということで、もう既に開催しているところもありますが、オンラインモデルルームを企画中。

③チャンスまみれ

そして最後に挙げさせて頂くのが、今がチャンスまみれであるということ。

今まで経験したことがない状況だからこそ、新しいことを次々と試すことができる。これまでは通常業務に追われていた時間が、在宅勤務推進により、移動時間が節約され、打合せが続々と延期になる中で、資料作りの時間もなくなり、結果、やりたい、と思ったことを試す時間が増えました。

そして、上に書いたのは私個人の意識改革ですが、話をするにつれ、同僚や上司の感覚も変わり始めていることを肌で感じています。「今までの延長線上で戦い続けても同じ結果が得られない」ということが如実になってきた為か、新しいことへの興味や反応、取組の度合が変わってきています。

これまでだったら「今までやってないからそれは無理だね」とすぐに却下されていたものが「わかった、とりあえずやってみようか」という回答に変わってきている。これは、コロナがもたらしてくれた大きな恩恵だと思います。

以上、経営側ではなく、従業員側からみた今のリアルな状況でした。

自分が、自分の属する組織が変わる、変わらざるを得ない大きなタイミングだと思います。